今日の振袖、一言で表すとすれば「立派」!黒と金、その上にのっている華やかな色のバランスが見事です。柄も大胆で、まるで屏風絵を見ているようです。私、ひそかに「こいのぼり」と呼んでいます。ホントに立派で堂々としています。
黒地に波。波は金かと思いきや薄いクリーム色で、決して他の模様の邪魔にならないようにひかえめな色です。波間には小さな桜花がのっています。大胆な短冊文様が上から下まで数本。和歌や俳句、絵などを書く短冊。あの細長い紙を文様化したものです。文様として短冊の中に文字や小柄を入れて着物や帯の柄にします。この振袖も短冊の中には松竹梅や四季の花々が描かれています。そして所々に雲取りが入ります。
ポイントになる色はややグレーが入った水色の花。とてもよく目立ちます。そしてもう一色は「赤」。一枚の振袖の中に、微妙に違う幾種類もの赤の色が描かれています。
こちらの振袖は身長のある方におすすめです。ぜひご試着くださいませ!