先日は各小物の色の使い方での変化をお伝えしました。色以外でも、小物のについている装飾の形状、装飾の色の組み合わせ、大きさ、生地の種類などによってもバリエーションを楽しむことができます。
重ね衿(伊達衿)~襦袢の衿と着物の衿との間に5mm程度スーっと色をさします。一色のもの・多色使いのもの・きらきらのストーンがついているもの・レースがついているもの・・・使用することによってお顔回りが明るくなり、華やかさが増します。
帯揚~帯の上側に色をさします。今まではシボリのものが多く使われていました。しかし!おまかせください!今季たくさんそろっています!ちりめん素材・レース・ラメ入り・刺繍入り・ボカシ入り・・・選べます。シボリのものは染めの技法として絞ったところが白く残り染めた部分に色が出ますので、全体で見た場合、色が少し和らいで見えます。ちりめんなどの一色染めの場合は、染めた色だけが出ますのでハッキりとした印象になります。
帯締~帯の中央に色をさします。糸の組み方で、丸い紐に見えるのが丸組、ペッタンコの平らなものが平組(他にもいろいろあります)。振袖用の丸組の帯締の多くには、真ん中にかわいい飾りがついています。また色を組み合わせて組んでいるものもありますので、同じような色を使いながらも一本一本印象が違います。太さにも種類があります。着物の柄が大きめだったり、色目が濃いものには、丸組でも飾りの大きいものや紐の太めのもの、平組のものがお似合いかと思います。逆に優しい色柄の着物には、飾りも小ぶりで紐の太さもあまり太くないもののほうがバランスが良いと思います。
選んで選んで・・・みつけてくださいネ!!!